体型コンプレックスが形成された過程

「自分の体型が嫌い」

小学生の頃からそんな気持ちを抱くようになった。

そう思い始めたきっかけは小4からムエタイを習い始めたことだった。

習い始め当初は単純な「強さ」に憧れて、放課後は毎日ジムに通った。

練習のモチベは同級生との喧嘩に負けたくないというくだらない理由だった。

練習を続けていくうちに「強さ」と共に

ムエタイ選手のような「引き締まった体」への憧れも強くなっていった。

当時、周りの同級生と比べても肥満児だった僕

「ムエタイ選手=太っていてはいけない」

そんな価値観が勝手に自分の中で定着していった。

そう思うようになってから太った自分が嫌いになった。

そして人生初のダイエットを試みたのが小4の頃だった。

当然上手くいかなかった。

食べたい物を我慢しては反動でドカ食いといった食事行為を以降繰り返すようになった。

失敗するたびに自分のことが嫌いになっていった。

それでもムエタイは続けていた。

小5、小6になると試合に出てみないかと周りから勧められるようになった。

自分がどれだけの実力なのか知りたいと僕自身も乗り気でいた。

しかし、試合に出るには体重別で階級制があるということを知った。

当時、そのままの体重でも試合に出れたのかもしれないが、

太った体でみんなの前に出て試合をするのが僕には恥ずかしくて嫌だった。

それでも試合に出てみたい気持ちが強かった僕は再び無茶なダイエットを決意した。

試合がかかっているということもあってか5〜6kg程体重を落とすことに成功した。

それでも自分の体型には満足できなかった。

そして遂に試合に出るための申し込みをした。

しかし、同階級の相手が見つからずに結局流れてしまった。

ここまで頑張ってきたのは何のためだったんだという虚しさと

いつかもっと痩せて試合に出れるようになりたいという気持ちが自分の中に残った。

それ以来太っている自分は無価値なんだという思い込みが強くなっていった。

20代になった今でもまだ体型コンプレックスが強く根付いているように思う。

どうにか折り合いをつけて生きたいが中々難しい。

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